起業前に税理士に相談する理由とは何か？

書店には会社設立に関する本が多々並んでます。

当事務所の顧問先のお客様でも書籍を購入され、ご自分で法務局に何度を足を運んで会社設立の手続きをされた方もおりますので、誰でも簡単に会社を設立することはできます。

ただし、そこには落とし穴があります。

起業するかどうか迷っている時に誰に相談するのがよいと思いますか？ご家族でしょうか？サラリーマンの友人でしょうか？
これまで数多くの起業家・経営者を一番近くで見てきた起業・事業専門の税理士の立場からいいますと以下の３人が一番相談相手としては最適です。

①過去において起業していた人、起業を経験された人

②現在、起業している人

③起業家、法人を数多く関与している税理士

間違っても起業を経験したことのない人、起業に関する知識は豊富だけど実際起業したことのない人には相談しないでください。「起業なんで夢だ」「そんなのやめたほうがいい」「銀行から融資して起業なんて無謀だ」と反対されますから、、、
現在会社にお勤めされている方で、起業を考えた時にまわりの友人、知人などで過去起業していた、現在起業されている方は少ないのではないでしょうか。

その場合に相談する相手としては、実は③の数多くの起業家、法人を関与している税理士に相談する、悩みを聞いてもらうことはとても有意義だと思います。成功している人も失敗している人も数多くみてきた税理士ならではのアドバイスを得ることはできるでしょう。

起業することを決めたら、どのような形で起業するかについては税理士に相談することで起業した後のことを具体的にイメージすることができます。
起業の形としては以下の３つのパターンがあります。

・個人事業主（フリーランス）として起業する

・法人を設立して起業する

・サラリーマンをしながら、副業という形でする。

起業の形はひとりひとり置かれた環境によって変わってきますので、どういった形が一番相談者にとってよいのかを税理士に相談することで解決することができます。

法人を設立するにしても、今では誰でも簡単に設立することはできますが、その設立の仕方によって税金の負担等が変わってきます。正直、会社設立前に相談していただきたかったと思うことが多々あります。
本来なら、会社設立後のことも考慮した上で設立するのがいいのですが、やはりそこまで考慮してご自分で会社を設立するのは大変難しいと思います。
専門家に事前に相談することで、会社設立前のことはもちろんのこと、会社設立後のことも考慮したアドバイスが得られますし、会社を設立する際の手間の代行もお願いできますので、事業を開始する前、会社設立する前に起業専門の税理士に相談されることをおすすめします。